自転車展
−機械の素−
ごあいさつ
「おのころがし」「ふんころばし」―なんだか昆虫の名まえのようですが、それぞれ人間が
自ら転がし、また踏んで転ばしていくところからついた自転車の古い呼び名です。
最初の自転車が実用化されてから約170年、さまざまな発明と工夫を重ねたその技術は、つねに近代工業の先端を切り拓いてきました。鉄のパイプも空気入りのタイヤも、ギアやクランク、ボールベアリングも、自転車から生まれ、やがて自動車や飛行機へとつながっていったのです。 一方社会的には、富裕階級のステイタスシンボルとして登場した自転車は、労働に、銀輪部隊に、通学・買い物に、高級スポーツにと、その身近さゆえに容易に変容して時代を走ってきました。
こうした自転車の歴史の厚みと、確かな存在感を、展示と図録・BOOKLET『
自転車』(在庫切れ)でご覧ください。
自転車をこぎだした時の、あのさわやかな風を少しでも感じていただければ幸いです。 INAXギャラリー |
本ウェブサイトからの無断転載を禁じます
ギャラリー名古屋 |
1988年7月〜9月 |
INAXギャラリー 過去の展覧会記録
INAX CULTURE INFORMATION http://www.inax.co.jp/Culture/culture.html ギャラリーへのご意見、ご感想、お問い合わせ等はこちら E-mail:xbn@i2.inax.co.jp 本ウェブサイトからの無断転載を禁じます |
||
Copyright(C) INAX Corporation
http://www.inax.co.jp |