レヒネル・エデンの建築
−1900年・ハンガリーの光と影−
ごあいさつ ヨーロッパ世紀末、ハンガリーのブタペストは "500のカフェを持つ都" と呼ばれていました。 ブタペストはまさに東欧のパリという形容がぴったりの、魅惑と享楽に溢れた都市でした。 INAXギャラリーでは、今回この世紀末のブタペストを拠点に活動をくり広げた建築家、レヒネル・エデンに焦点をあてました。 レヒネル・エデンは、ハンガリーのガウディとも称されるほど、装飾に独特な意味性を与えた建築家です。 マジャール民族の伝統をふまえ、同時代のアール・ヌーヴォーや東方への憧れを交配することによってハンガリー建築史を塗り替えた立役者です。 ヨーロッパの他のどの都市にも見られない圧倒的な迫力を持つその建築の特色は、何といっても建物のあらゆる部位にふんだんにやきものを配したことでした。 ブタペストの応用美術館と在日ハンガリー共和国大使館の協力のもと、レヒネルの建築と、その周辺の人々、そしてレヒネルの建築を強く印象づけている多くのやきものを製造したジョイナル工房の仕事をご紹介することになりました。 世紀の変わり目、ハンガリーの生んだ異色の建築家レヒネル・エデン。 日本ではほとんど知られることのなかった彼の足跡をふりかえることによって、今最も世界の注目を集めている東欧の一画ハンガリーの文化の一端にふれていただく機会になれば幸いです。 INAXギャラリー |
本ウェブサイトからの無断転載を禁じます
■
図録・BOOKLET『
レヒネル・エデンの建築』(在庫切れ)
|
ギャラリー1 | ギャラリー大阪 |
1990年2月〜4月 | 1990年5月〜6月 |
INAX CULTURE INFORMATION http://www.inax.co.jp/Culture/culture.html ギャラリーへのご意見、ご感想、お問い合わせ等はこちら E-mail : xbn@i2.inax.co.jp 本ウェブサイトからの無断転載を禁じます |
||
Copyright(C) INAX Corporation
http://www.inax.co.jp |