立版古
−江戸・浪花 透視立体紙景色−
ごあいさつ
「立版古」(たてばんこ)−この耳慣れない名称が今回のテーマです。
もともとは上方から江戸に伝わり、夏の「燈籠飾り」の風習とともに江戸中期から大正時代の庶民の遊びとして盛んでした。
江戸では「組み上げ絵」、「組み上げ燈籠」の名で親しまれ、子供もおとなも組み立てを楽しみました。
今ではそうした遊びも消滅し、この呼び名さえもわずかな専門家が知るのみでした。
会場の社寺名勝や歌舞伎の名場面、商い店や浮世風呂、文明開化を象徴するさまざまなものからは、当時の風俗や美意識を知ることができるばかりでなく、立版古の絵画性や模型、図面としての精緻さをもうかがうことが出来ます。 なお、本展開催にあたり、ご協力いただきました関係者各位に厚く御礼申し上げます。 INAXギャラリー |
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図録・BOOKLET『
立版古』
INAX出版が発行する建築とデザインを探検するシリーズ |
ギャラリー1 | ギャラリー大阪 |
1993年6月〜8月 | 1993年9月〜10月 |
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