2002年02月 ご紹介 |
地下鉄大江戸線の開通でアクセスの良くなった六本木は、今、再開発に沸いています。 オフィス・住宅・ホテル・商業施設・文化施設・放送センター等を内包する一大プロジェクト "六本木ヒルズ" が2003年に完成すると、1日40万人の人々が行き来する文化都市が出現するといわれています。 六本木の交差点から南に下る芋洗坂は、今はひっそりと、クラブ・深夜まで営業する飲食店・ペット美容室や高級マンション等が点在し、独特の雰囲気を醸し出していますが、このプロジェクトの完成によって人の流れが全く変わることが予想されます。 |
その芋洗坂の途中に、ベージュと茶の縞模様で人目をひくストライプハウスビルがあります。1981年から現代美術を紹介し続けて、2000年に惜しまれながら閉館したストライプハウス美術館のあとに、東京ランダムウォーク ストライプハウス店が2001年12月1日にオープンしました。 道を行き交う人が、カーブを描いたガラス窓越しに半地下の店内をのぞいて行きます。 道端には洋書のセールや、ペーパーバックの回転棚が置かれ、店内も写真集等洋書が目につくので、洋書専門店と思われる方もあるようですが、雑誌から新刊文芸書・思想書から建築・デザイン書まで専門書も取り揃えた注目の書店です。 1Fは一般雑誌・文芸書と文庫の新刊はもとより、写真集、写真論、視覚・情報、デザイン、印刷、カラー、装飾スタイル、広告、マーケティング、インターネットデザイン、ポップアート、映画、音楽、サブカルチャー…etc。 B1Fは日本の意匠、なつかしの生活文化史、地域文化論、古代、アジア、呪術、自然、神話、思想、建築 (INAX出版の書籍『10+1』,『INAX BOOKLET』シリーズ等も揃っています) …etcと、その有機的な棚構成は、まるで樹木が枝を伸ばし葉を開くように、次々と繋がり広がりをみせています。 |
「棚ごとに区切られた管理ではなく、自由な配置ができるところがこの規模の書店の強み」と店長稲葉さん。大型書店のように何から何まで揃えることができないのを逆手に、膨大な既刊本の中からいかに絞り込んでいくか、という作業に多くの時間を費やしたということです。
インターネット検索等、和洋書の情報が誰でも居ながらにして簡単に入手できるようになりましたが、書店に来ることでしか体験できない空間づくりに心を砕いています。
訪れるお客様は、地元の方を中心に20代〜70代まで多様です。
外国の方が2割くらいを占めるそうです。
これからは、3Fのストライプハウスギャラリーと提携したイヴェントや、ホームページを活用して遠くのお客様にもアピールしたいと考えています。
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B1F建築平台 |
B1Fかわいい子供向け洋書・グッズ |
東京ランダムウォーク ストライプハウス店
(〒106-0032)
東京都港区六本木 5-10-33
ストライプハウスビル1F.B1F
TEL : 03-3478-5016
FAX : 03-5414-5247
営業時間
月〜土・祝 : 11時〜20時
日曜 : 11時〜19時
年中無休
東京ランダムウォークホームページ : http://www.bookshop.co.jp
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