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金正逸 (Kim jungil)
― かなたへと向かっていくかたち ―

会期 : 2002年11月1日(金)〜27日(水)
休廊日 : 日祝日



会場写真 会場写真

金正逸(Kim jungil)さんの作品は陶土でつくられた立体です。
金さんのこのかたちはワイヤーによる土の切断によってつくられます。作品は何れも長さ1メートル程の大きさがありますが、その大きさの土の塊に向って作家自身の全体重をかけるようにして、両手に持った長さ1メートル程のワイヤー1本で切断していきます。ワイヤーによって切られた断面は、作家の身体の動きを現しながら、シャープでダイナミックでスピード感のあるかたちをつくり出します。
手ではもどかしいことが、たった一本のワイヤーでかたちに鋭利な角度や大きな曲線、ぎざぎざの多様さまでを刻印していきます。ある方向へ向っていくかたち、たとえば大きな鳥の翼のようなかたちや、うなりながら続いていく一瞬の波のかたちに似たものをつくっていきます。


会場写真

■ アーティスト・トーク ■

スライドを見ながら制作のことなど
作家ご自身に語っていただきます

初日11月1日(金) 18時〜19時
ギャラリーカフェ(会場同フロア)にて
入場無料、先着20名 (予約不要)
(終了しています)



KIM JUNGIL 作家略歴

1965
韓国釜山生まれ
1989
啓明大学校美術大学産業美術学科(陶芸専攻)卒業
1999
金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科修士課程(陶磁専攻)修了
2000
金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科博士後期課程工芸研究領域(陶磁コース)修了
金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科研究員

主な個展
1999
ギャラリーマロニエ(京都)
2000
ギャラリーインフォーム(金沢)
2001
金沢美術工芸大学大学院博士後期課程第3回研究作品展(金沢)
2002
吉野工芸の里(石川)
INAX「世界のタイル博物館」(常滑)

主なグループ展
1998
「あお」30人の企画展(吉野工芸の里/石川県)
陶磁二人展「韓国とメキシコの出会い」(ギャラリー・Kazu21/金沢)
1999
第10回吉野工芸の里フェスタ(吉野谷村吉野工芸の里/石川)
金沢現代彫刻展'99(金沢市庁舎及び市庁舎前広場/金沢)
金沢美術工芸大学大学院修了展
2000
EST「ペルソナ」展(石川県立美術館/金沢)
ジョウモネスク・JAPAN(新潟県立歴史博物館/新潟)
京展2000(京都市立美術館/京都)
国際丹南アート2000「鉄土木布かみと現代美術」(武生市民ホール/武生)

会場写真

受賞歴
1998年
キリンビアパ−ク庭園彫刻展(準大賞)
第3回外国人留学生美術展(奨励賞)
第37回北陸中日美術展(ゆのくにの森賞)
1999年
第2回ユモ−ア陶彫展(優秀賞)
2000年
第8回日本現代陶彫展(特別賞)
キリンビアパ−ク庭園彫刻展(佳作)
第39回北陸中日美術展(ギャラリ竹山賞)
2001年
ア−ト&クラフトin御仏供杉(大賞)
2002年
ア−ト&クラフトin御仏供杉(優秀賞)
国際丹南ア−ト2002「鉄土木布かみと現代美術」(優秀賞)
第40回朝日陶芸展(40回記念特別賞)




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