2003年12月 ご紹介 |
今年3月、札幌駅に巨大なショッピングモールが完成しました。
160ものショップとレストラン、シネコン、ホテルが入った
札幌ステラプレイスです。
開業前から話題を集め、開業4日間で早くも集客100万人を越えました。
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取材は建築書仕入担当と、京都店でお世話になっていた課長に行いました。 話を伺った事務所のドア横に、携帯電話の充電器が棚2段にわたってズラリと並んでいたのは大型店らしい光景でした。 アルバイトを含め、計75名のスタッフが居ます。
お客様は20代前後から30代、特に女性が多いそうです。棟の1FにGAP、2、3Fにコムサストア、階下の4FにはHMVがある影響でしょう。
確かに取材前日の日曜夜の店内は、その年代のお客様が目立ち、また学習参考書やコミックのコーナーは混み合っていました。
また「近くに学校があるので需要がある」という医学書の棚の前でも、熱心に選書する姿が見られました。
文芸、人文、ビジネス、絵本と既刊本の各ジャンルを幅広く揃え、また旧アルシェ店でも売れ行きが良かったという映画・音楽など芸術書の棚も、引き続き力を入れています。
豊富な在庫量を誇る一方で「正直、棚(スペース)は足りない」そうです。
「あればあるほどいい。コツコツ1点でも多く揃えれば、お客様の選択の幅もその分、広がる。お客様にとっては勿論、棚をつくる(=商品を管理する)書店員にとっても絶対にその方が面白い」と云い切ります。
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店内7カ所には検索端末機が置かれ、棚番号と店内MAPが表示される検索結果はプリントアウトもできます。
今回の取材で「この土地ならでは」と思ったのは、北海道新聞社の書評紹介コーナーが大きいこと、レジ横に<北海道の本>コーナーが設けられていること、雑誌の発売日は2日遅れ(毎週水曜発売は金曜日)が当然ということでした。
パーキングフロア直通エレベーターが地下からなかなか上がってこなかったことも、駐車可能台数1100台という数字よりも、クルマ社会・北海道を実感しました。
そして札幌がミニ東京あるいは一極集中の都市だということも。
北海道はこれから雪のシーズンを迎えます。ショッピング、映画、食事、そして読書も楽しめるステラプレイスは、今後ますますの賑わいが予想されます。 背後を気にせずに検索端末を使いながら、ゆったりと本を選ぶなら、平日の午前中がおススメです。 |
旭屋書店札幌店
(〒060-0005)
北海道札幌市中央区北5条西2丁目
札幌ステラプレイス[イースト]5F
TEL:011-209-5181
FAX:011-209-5177
営業時間
午前10時〜午後9時
(大晦日は6時閉店、元旦は午前11時〜午後6時)
休みはステラプレイス休館日に準ずる
旭屋書店ネットダイレクト: http://www.netdirect.co.jp/
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