gallery2

配島庸二 展
― 1月のクローンド・ヴィーナス―

1月5日(月)〜1月28日(水)
休廊日 : 日祝日




配島展 配島展 配島展
配島さんは1950年代より作品の制作発表をしています。
作品はアッサンブラージュと呼ばれる技法で、自らの前作品のパーツを解体して次の作品のベースに使います。作品群は「クローンド・ヴィーナス」と名づけられ、もう20年間も変容を続けています。「クローン」が意味するところは自らのコピーではなく、ひとつの作品の後に生まれる次の新しい作品として、永遠に到達しないゴールへの軌跡のように見受けられます。
こうした作品をつくる一方で、配島さん自身は長いあいだ華道雑誌の編集長や、写真作品の制作、カリグラフィの研究、自宅の建築を建築家と協働すること、俳優への挑戦など、多くのものへの興味と実践を試みています。八面六臂の活動からは、作品とは瞬時に消え、また誕生し、変容しつづけるものと定めているように思われます。生きてきた感覚や体験のすべての遺伝子が、作品のあちこちから、旋律のように不意に聞こえてくるような作品です。
INAXギャラリーでは13年前の1990年に配島さんの個展を開催しました。2004年新年には、20年間続いているシリーズ「クローンド・ヴィーナス」が「1月のクローンド・ヴィーナス」としてあらわれます。透明感あふれる明るい色彩の躍動的な新作インスタレーション約14点をご覧頂きます。

*配は草冠に配が正しい表記です。




配島展

スライドを見ながら制作のことなど
作家ご自身に語っていただきます
(終了しています)
1月5日(月) 18時〜19時
ギャラリーカフェ(会場同フロア)にて
入場無料、先着20名 (予約不要)



HAIJIMA YOJI 作家略歴

1931 東京生まれ

団体美術文化展
1954 第16回美術文化協会展に日本画による抽象画を出品
1955 第17回美術文化協会展に於いて油彩「修辞学」で奨励賞を受賞
1956 同展福沢賞受賞、会友
1957 同展会員
1958 新象作家協会創立に参画すると共に、会員 平和美術展に出品
1959〜63 読売アンデパンダン展に出品
1962 新象作家協会を退会、以後フリーランサーとして活動
1977〜78 神奈川版画アンデパンダン展にリトグラフ出品

配島展 配島展 配島展
個展
1956 松坂屋百貨店(東京・上野)第一回個展「‥・でもない、‥・でもない」開催
1958 美松書房画廊(東京・新橋)
1959 新宿風月堂(東京・新宿)
1960 求龍堂画廊(東京・銀座)/美松書房画廊(東京・新橋)
1961 中林画廊(東京・銀座)/関西画廊(大阪)
1962 兜屋画廊(東京・銀座)
1963 Mi‐Me画廊(東京・新宿)
1964 兜屋画廊(東京・銀座)
1965 新宿風月堂(東京・新宿)
1966 椿近代画廊(東京・新宿)/吉見屋百貨店(茨城)
1967 椿近代画廊(東京・新宿)
1970 紀伊国屋画廊第9回企画展(東京・新宿)
1974 西武百貨店渋谷店
1975〜83 青画廊(東京・六本木)
1983 自宅(千葉県大原町)にてアトリエ展「岩船83」 ギャラリーアメリア(東京・青山)にてドローイング「青のシンタクティクス」
1984 東京外国人記者クラブにてドローイング展  ストライプハウス美術館(東京・六本木)「光とアクア」展
1985 ギャラリー雲(東京・銀座)  モリスギャラリー(東京・銀座)「The Moon」
1986 かわさきIBM市民ギャラリー(神奈川・川崎市)  メルボルン・グリフォン・ギャラリー(オーストラリア)
1988〜89 モリスギャラリー(東京・銀座)
1990 INAXギャラリー2「母型展開」
1991 エスパースたからし(東京・青山)ギャラリーオープニング記念展として個展「母型展開」  麻布美術工芸館(東京・六本木)にて「母型展開―水の翼」
2003 「クローンド・ヴィーナス」の20年展 亀甲館スタジオ(千葉県・大原町)


グループ展/企画展
1959 日本孔版画会展 三省堂(東京・神田)
1960 METAN8展 村松画廊(東京・銀座)
1961 昆野恒、植田種康らと3人展 なびす画廊(東京・銀座)
1962 井上市三郎、熊谷文利らと3人展「シティ・メディア展」  ギャラリー・アメリア(東京・赤坂)
1987 日仏会館の企画によりスクリーン版画を制作、同展出品/「ひめくり87」銀座ワコール・アートスペース
1988 「紙による現代美術館」イタリアニッコリギャラリー
1990 「INO紙のことば展」高知県伊野町・紙の博物館 /大阪トリエンナーレ1990「第一回国際現代造形コンクール展」/INAXギャラリー名古屋企画「パピルス・サイエンス」展にインスタレーション「ペーパー・セル」出品
1991 「線の表現−眼と手のゆくえ」展 埼玉県立近美術館/「インターアート」展 モスクワ/「To Future from Peper」展 ギャラリー21(東京・銀座)
1992 「配島庸二・中岡慎太郎二人」展 東京・高島 コンテンポラリー・アートギャラリー
1993 第一回軽井沢ドローイング・ビエンナーレ展 軽井沢脇田美術館/「素材の予感」展 マスダスタジオ(東京)/大阪トリエンナーレ93第4回国際現代造形コンクール展
1994 半島の現代美術展「海溝からのメッセージ」展 
鴨川市民ギャラリー/チバ・アートナウ94 佐倉 市立美術館
1995 国際丹南アートフェスティバル95 福井県武生市中央公民館
1996 「氷点下のポリフォニー」展 ギャラリー・ラ・フェニーチェ 大阪・心斎橋
2001 大阪トリエンナーレ01第10回国際現代造形コンクール展


その他
1960〜1999 雑誌「いけ花龍生」を編集
1973 写真による評論集「町まちの文字」芳賀書店芸術叢書
1975 写真による評論集「祈りの文字」芳賀書店芸術叢書
1984 雑誌「カリグラフィ」出版/INAXギャラリー企画「現代見立て百景」に出品、並びにテキスト出筆
1993 「新・美に生きる」東京12チャンネルTV
1999  INAXギャラリー企画「道具の心理学」に出品、並びにテキスト出筆



INAXギャラリー2
TOP PAGE
INAX アート・ニュース
展覧会パンフレットに
記載されているリリースです
INAXギャラリー2
2004年
展覧会スケジュール


INAX CULTURE INFORMATION
http://www.inax.co.jp/Culture/culture.html

ギャラリー2へのご意見、ご感想、お問い合わせ等はこちら
E-mail : xbn@i2.inax.co.jp

本ウェブサイトからの無断転載を禁じます

symbol
 Copyright(C) INAX Corporation
 http://www.inax.co.jp