INAX PUBLICATION

INAX出版 営業日誌

INAX出版 の書籍が置いてある全国の書店をご紹介します
(在庫の有無は書店にご確認下さい)。
このページは、INAX出版・営業担当者が毎月連載します


INAXブックギャラリー

2004年06月 ご紹介
entrance

INAX出版にとって最も身近な存在でありながら、営業的には最も遠い書店であるINAXブックギャラリーを取材しました。
店鋪は先月6日にリニューアル・オープンしています。以前と同じ銀座ショールーム1階・中央通り側ですが、入口が京橋駅側に移動しました。ガラスの自動ドアを縁取っている青のタイルが新しい目印です。

お客様は常連の方が目立つ一方で、銀座散策のついでにフラリと立ち寄られる方もいらっしゃいます。白い厨房着姿のコックさんを見かけたこともあります。

店内

店内は縦に長く、棚が左右に並んでいます。入って左に、先ずタイル関連書籍、インテリア系雑誌と書籍が置かれています。向かいの入口右側の棚には、美術・デザイン系の雑誌、工芸、やきもの、プロダクトデザインなどの書籍、そして建築書の棚が続きます。
店の中心線上には、リフォーム関連のコーナーや、美術・映画・音楽・写真など芸術全般の文庫を収めたラックが飛び石的に配置されています。なかでも「花」をテーマに博物画の画集やフラワー・アレンジメント、ポストカード(『北海道主要樹木図譜』は超ロングセラーです)…これらを一ケ所に集めた小さな平台は旧店鋪では目立たなかったコーナーでしたが、新店舗ではビジュアルな表紙が店内に彩りを添えています。
女性のお客様を意識しての試みですが、他にも改装リニューアルにあたり、階上のショールームに来館されるお客さまが建築やインテリアに関心のある方が多いことが、棚づくりに大きな影響を与えました。建築に関連して、都市や環境に関わる本、その街に関係してくる旅行記や食べ物、民俗風習といった文化史の本…といった具合に、一冊の本から次の本へと関心が向かい、イメージが膨らむように、読む本を主体に、テーマを枝別れ的に派生させた商品構成となっています。

店内

「よく個性的とか、洋書が充実した書店との評価を頂きますが、ごくごく平凡なフツウの本屋なんですよ」と店長は言います。棚をよくよく眺めてみればその通りで、洋書は全体の2割程度しかありませんでした。特徴的なのは、その並べ方にあるようです。和書洋書、文庫、新書や版元(出版社)にこだわらず、目線が流れて店の奥へ奥へと誘うような商品構成で、置く場所を少し変えてみたり、常に細かく手を入れています。というのも本は置く場所によって動きが変わるからです。リニューアル・オープンした時も、それまで見逃されていた本が、棚のあちこちから「ヒョイ、ヒョイと動いた」そうです。

店内

「特に売り上げがズバ抜けて良い訳ではない20坪程度の小さな書店」なので、今の書籍流通システムでは新刊時に入ってくるものの量が限られてしまうのが、昔からの悩みの種です。「足を運んで下さる版元さんの営業や、FAXなどで届く新刊情報が頼り」で、店に合った本を地道に仕入れています。
話を聞いていて「何だ、営業先の書店さんと変わらないじゃないか」と今さらながらに思いました。

INAX出版の本はレジ前の一角に置かれています。倉庫に近いので、欠品してもすぐに補充できること、そして一般的には在庫切れとなってしまった INAX出版の書籍が手に入る確率が高いことが、他の書店さんとの大きな差です。
9階にあるINAXギャラリー1の企画展図録であるBOOKLETも、こちらで販売しています。6月から始まる<動物園のデザイン展>に合わせ、関連書籍も何点か揃えています。


INAXブックギャラリー

東京都中央区京橋 3-6-18 (〒104-0031)
INAX銀座ショールーム1F
TEL&FAX : 03-5250-6543
TEL&FAX : 03-5250-6569

営業時間 : 10時〜18時
日曜・祝日、夏期休業期間、3月末休

INAXブックギャラリー URL : http://www.inax.co.jp/Culture/


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