INAX GALLERIA CERAMICA

兼藤 忍 展

− 陶・土色のかたち 海色のかたち −



会場 会場

兼藤 忍(かねふじ しのぶ)さんのやきものの作品は土に無数の穴を開けたものを生地とし、有機的なかたちに成形したオブジェです。
兼藤さんの作品は珊瑚礁が尖塔や鍾乳洞のようなかたちに変容してあらわれてきたようなスケールの大きな印象と、きちんと観察すると小さなかたちまでが精緻でおおらかなことに驚かされます。

兼藤さんはやきものは社会人になってから始めました。 緻密な作業を要求されるデザインの仕事の傍ら、気分転換に始めた陶芸には、自由にちぎったり潰したりできる土の可塑性があり素晴らしい開放感を味わったと言います。

また兼藤さんは、オブジェと用のあるやきものを分けずに、両方の魅力を兼ね備えた作品をつくりたいと考えています。 無数の穴から煙が霧のように立ち登る香炉、円筒の陶箱はゆっくり動かすと、中の豆が雨音を出すレインスティックになっています。

火山岩を削りとったような作品や熱帯の海や植物や生きものの生命力を感じさせるような作品の数々。 今展では球体からたくさんの触手が伸びているかたちや、球を開くと金、銀やトルコブルーに輝く内側があらわれる作品など約12点が展示されます。

注/写真は、新宿会場のものです

会場写真 会場写真 会場写真

SHINOBU KANEFUJI 作家略歴

1961
愛知県生まれ

1990
区民陶芸教室入会
1993
第23回全陶展入選
日清めん鉢大賞入選
1994
アトリエ飛行船陶芸研究所入会
第24回全陶展新人賞
全国アマチュア陶芸コンテスト自由部門最優秀賞
1997
共同アトリエ「らくだ」入会
WINDS陶芸研究所入会
個展「=∞」(アートフォーラム谷中)
1998 企画展「気になる作家No.4」(アートフォーラム谷中)

会場



ガレリア セラミカ 新宿
会期 : 1999年9月2日(木)〜29日(水)
会期中無休

1999年 展覧会記録


ガレリア セラミカ 札幌
巡回展 会期 : 1999年10月7日(木)〜30日(土)
休廊日 : 毎週水曜日

1999年 巡回展記録

/ガレリアセラミカ札幌は、
2002年11月19日をもちまして休廊しています



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