北は心斎橋、道頓堀といった賑やかな繁華街を抜けると、目の前に現われる大阪の顔・なんばグランド花月、その向かいのビルの上階に大阪府立上方演芸資料館があり、下階に入っているのがジュンク堂書店 難波店です。

西日本最大級のフロア面積を誇る難波店は、1〜3階を合わせて900坪というゆったりとした空間に、椅子と机が置かれ、たくさんの本の中から、目当ての本をじっくり吟味して選ぶことができます。この独特のリラックスした空間は、本屋というよりはどこかヨーロッパの図書館のようです。

棚の上にはその棚にどんな種類の本が入っているかが書かれた緑色の小さな旗が掲げられています。本の商品番号といえるISBNコードを元に分類されており、店内のコンピュータで検索ができます。膨大な本の中から探しやすいシステムです。書籍は、INAX出版のものはもちろん、あらゆる分野の専門書を中心に60万冊以上揃っています。書棚からは「専門書のジュンク」という自負が感じられます。