杜の都・仙台でこの程オープン1周年を迎えた ジュンク堂書店 仙台店 をご紹介します。

ジュンク堂書店は、西日本を中心にチェーン展開している書店です。1997年8月に東京に池袋店をオープンしたのに続き、同年12月には東北地方に初進出しました。

JR仙台駅前はタクシーや路線バスの発着する大きなターミナルがあり、その上を歩行者用の高架プロムナードが縦横に渡っています。その上を歩いて、もしくは地下鉄駅から直結した便の良い駅南側のファッョンビル<イー・ビーンズ>の6、7階に、東北地方最大の900坪の床面積を誇ります。

広い店内を貫く長い廊下に、机と椅子が配置されています。ここに自由に座って本を選ぶことができる上、コーヒーやワッフル等の軽食もとれます。
この「喫茶・座り読みコーナー」は、関西ではすっかりお馴染みですが、仙台では珍しく、開店当初は驚きをもって迎えられましたが、今やすっかり定着した店の風景となっています。

また、ジュンク堂といえば、専門書にも力を入れています。店舗が大きいこともありますが、市内では突出して棚が充実しています。書棚の背が高い反面、その前に書籍を積む「平台」と呼ばれるスペースを持たないことは、一冊でも数多くの書籍を書棚に差したい、というこちらのお店の一括したポリシーをあらわしています。
INAX出版の書籍は、"建築"関連の棚と、"デザイン"関連の棚に分かれて置かれています。新刊も既刊も、ほぼ揃っています。

じっくりと書棚を眺め、本を選び、時には椅子に座って「腰を据え」長い時間をかけて一冊の本に出遭える環境を提供する本屋さんです。