1999年 4月 ご紹介

サクラサク4月、 東京理科大学 生協 書籍部 をご紹介します。

INAX出版の書籍は一般の書店だけでなく大学生協の書籍部、特に建築学科などのある理工系の生協を中心に置かれています。

こちらにはINAX出版の10+1や叢書などのシリーズをまとめて置いていただいています。以前に開催されたブックフェアも好評でした。

この時期、飯田橋の外堀沿いは桜のピンク色に染まります。毘沙門天へと続く神楽坂をのぼってすぐ左の路地を入り、学生向けの安い食堂が並ぶその奥に校舎はあります。郊外にある広い大学キャンパスと違い、都心ならではの独特の雰囲気です。

大学生協では、書籍だけでなく、パソコン機器、日常雑貨、パンやジュースなどの食料品のの販売はもちろん旅行案内まで幅広い業務があります。
生協で働く職員さんは旅行業務からまるで勝手が違う書籍担当に変わることもあり、戸惑うこともあるそうです

新入生が入学してくる4月は大学生協にとって最も忙しい時期です。
先生によって指定された教科書を買い求める学生で混雑しますが、どこか若々しい活気に溢れてます。

生協に加入している組合員の学生と大学関係者は定価割引などの優待を受けられます(一般の方には定価割引などはできませんが、施設の利用はできるそうです)。

飯田橋キャンパスには薬学部や、物理・数学系の理学部、建築・機械系の工学部があり、書籍は専門的なものが中心です。
お客様は学生や大学関係者などに限られますが、理工書のみを揃えていればいい、という訳でもなく、今どういった本が売れているのか、といったこともチェックし、棚に反映させなくてはならない苦労も伺えます。
店内は確かに"専門書新刊" "物理学"薬学"建築学"などが並びますが、ファッション雑誌や話題の文芸書、新刊も置かれています。よく大きな書店に売れ筋を調べに行くそうです。

ただ、いろいろと試行錯誤を続けているのですが、肝心の学生が最近はあまり本を読まなくなった、というのも悩みの一つだそうです。