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2010年09月06日

社長のお話

8月の末、豊橋のタイル屋さんの社長さんが
専門校に来てくださいました。

その際、少しの時間でしたが学生に”今の現場でも現状”について
話をしてくださいました。

○○な話

【分散教育に向けて】

1、現場現況について

2、具体的な注意点

3、タイル業界の現状

4、その他

その中で、話のいくつかをご紹介したいと思います。


まず、現場の現状は学生の皆さんが思っているよりも過酷です。
学生の中には、何度も現場に出て仕事をしている方もいると思いますが、
皆さんが現場にいた時期(4月)よりももっと過酷です。

仕事がある、ないに関わらず今の1番問題は”暑さ”です。
現場で働く職人さんは、休憩の時間に1リットルのペットボトルを
1本飲みきってしまいます。それでも足りないくらいです。
専門校も暑いですが、その暑さとは比べ物になりません!!
(普通の生活の中では1日1リットルの水を飲むのもなかなかしんどいくらいのはずです)

他にも、理由は様々ですが昔は年間2000人もの死亡者がいたのが
最近では450人まで減りました。
その理由としてヘルメット・安全帯・安全靴の着用。
それが守られなければ”即退場!!”
自分の安易な行動でゼネコンからの信頼がなくなり
仕事がもらえなくなる事もあります。
自分達はもちろん、会社や職長さんに物凄い迷惑がかかります。
その自覚をしっかり持ってください。

基本は”挨拶”
自分の会社の人にはもちろん、レッカーの業者さんに操作を頼む時なども
大きな声で一声かける!!
「お願いします」「ありがとう」

しんどい時もあるかと思いますが、それはみんな同じ。
まずは自分から動く事!!
誰かがやるんではなく、他の人より自分が少し早く動く事。
そして現場では真面目で愚直でいてください。
今はまだ間違えてもいいです、怒られてもいいですから
分からない事は聞いてください。
これが今聞かず5年、10年経って今のような失敗やレベルでは
ただのダメ人間です。
今は出来ない理由を考えるのではなく、質問してください。
そして、事が出来る人は言い訳をせず、
自分の間違いを認めて受け止めます。

最後に皆さんに1番自覚して欲しいことは
「皆さんは、もう学生ではない!!」っと言うことです。
企業からお金をもらって研修に来ている。
会社で働く準備と基礎知識をしっかり学んでください。
会社が不景気でも若い皆さんを雇うのは、
若い人に、皆さんに期待しているからです。




今回の社長さんのお話は、
学生だけではなく専門校スタッフにも身に染みるお話でした。

投稿者 tile_school : 2010年09月06日 15:45

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