玄関はGさんが開閉できる引き戸に。
玄関床に昇降機を埋め込み、玄関と玄関ホールとの段差を解消しました。昇降機は、誤操作を避けるために、Gさんだけが操作できる携帯リモコン式。「昇降機部分に靴をおかない」が、家族の約束事です。
今回の事例は現在の介助を楽にし、10年先も家族が快適に暮らせる家の新築計画です。
両親はそろそろ自分たちの老いの不安を感じる60代、姉夫婦には赤ちゃんの予定があります。独身の弟は、将来は結婚して家を離れるつもりですが、家族全員でGさんを支えようと、家を新築することになりました。
両親とGさん、弟はマンション住まい、姉夫婦は郊外の賃貸住宅に暮らしていました。
| 不満 | 要望 | |
|---|---|---|
| ■Gさん | 今のマンションでは、生活すべてに介助が必要。 | 自分のことはできるだけ自分で。そのためにも車いすでの移動が楽な家がいいな。 |
| ■父母 | 介助に負担がかかって、長くは続かないな・・。 | 息子の介助をしやすく。 自分たちの老後の不安も解消したい。 |
| ■姉夫婦 | 離れていると、様子がわからないので不安だね。 | 両親たちと一緒に介助していきたい。でも自分たちの生活も大切にしたいな。 |
| ■弟 | 狭い部屋での介助が大変。 自分だけの時間もないし・・。 |
もちろん兄さんの介助は手伝うよ。だから僕の部屋の確保もヨロシク! |
一連の水まわり空間をGさんの寝室と隣接させました。
Gさんの排泄行為は、大便は週2回薬を使いシャワールームの大便器を使用します。
小便はそのつど車いすに座ったまま尿瓶(しびん)にとり、寝室の洋便器に捨てます。
車いすへの乗り移りが大変なGさん。乗り移りを朝、夜のみとするためにトイレは大便用と小便用に分けました。
玄関はGさんが開閉できる引き戸に。
玄関床に昇降機を埋め込み、玄関と玄関ホールとの段差を解消しました。昇降機は、誤操作を避けるために、Gさんだけが操作できる携帯リモコン式。「昇降機部分に靴をおかない」が、家族の約束事です。