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錺師の技
−日本のデザイン−

ごあいさつ

襖の引手、長押の釘隠し、床の間の框(かまち)、また破風まわりや屋根まわりの木口を飾る金属の装飾―それらを錺金具 (かざりかなぐ) と呼んでいます。 日本建築美を静かに、そして優美に支えてきた錺金具は、建築全体に強い印象を与える重要な存在でもあります。 そして建築の全体像を求心的なある力、つまりデザインによって纒めていくひとつの術なのです。

錺金具は一方で、金工という分野に属します。たがね、やっとこ、やすり、そして金槌という最小単位の道具によって生み出されるもの。 素材は銅。 ある時はそれに金箔が施され、また七宝が埋め込まれて多様な表情をつくり出します。 錺金具は、金工技術の表現を、建築の装飾として開花させた意味でも注目に値します。

本展で、日本建築をひそやかに、しかし印象深く支えてきた錺金具の魅力を再認識していただければ幸いです。

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図録・BOOKLET『 錺師の技』 (在庫切れ)
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会 期 (終 了)
ギャラリー1
1989年11月〜1990年1月



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