名古屋のモダニズム展
− 1920's 〜 1930's −
ごあいさつ 昨今、1920年代〜1930年代の日本について、特異なデザインエージとして、東京・大阪をはじめ、各地域で掘り起こし作業が進んでいます。 東京・大阪に次ぐ経済圏であり、輸出振興による地場産業が発達した名古屋にも、独自のモダニズムはあったのか? 今回は、写真や絵画など一部を除いてまだ手つかずの状態だった、名古屋とその周辺について検証を試みました。
1920年代〜1930年代というと、大正半ばから昭和14、15年までにあたります。
関東大震災、大恐慌、満州事変、2・26事件、日中戦争、そして第二次世界大戦勃発と時代は激動し、デモクラシーの波をうけて、日本人の生活も加速度的に変化しました。
" 文化 " の冠をつけた鍋やコンロ、住宅が普及し、大量生産と均一化が始まりました。
生産や輸送の技術も飛躍を要求され、営利主義に結び付いていきます。
芸術やデザインも例外ではなく欧米との接触が盛んになり、多彩な芸術運動が、国際的にも同時代的に展開されました。
しかし、外貨獲得のためにつくられた欧米好みの陶器類など、工芸・工業デザインを中心に、建築、インテリア、グラフィック、写真、美術など、貴重な資料を集めることができました。 これらを通して、1920年代〜1930年代の名古屋の時代意識、文化の様相をくみ取り、〈名古屋〉をあらためて考えるきっかけとしていきたいと存じます。 INAXギャラリー |
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図録・BOOKLET 『
名古屋のモダニズム』(在庫切れ) ・・・ INAX出版が発行する建築とデザインを探検するシリーズ |
ギャラリー名古屋 |
1990年9月〜11月 |
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