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鍵のかたち・錠の不思議

ごあいさつ

あなたはいくつ鍵をお持ちですか?
私たちは今、鍵にかこまれて暮らしています。自宅、オフィス、車、ロッカー、金庫・・・。 こんなに身近なものにもかかわらず、起源や歴史など、鍵と錠についてはほとんど知られていません。 今回は、この鍵と錠を、かたちの美しさとしくみの不思議から探っていきたいと思います。

鍵と錠は洋の東西を問わず、古来、生命と財産を守るため、仕組みに創意工夫が凝らされてきました。 また実用のみならず、権威と富の象徴として、あるいは装飾品として、お守りとして呪的に用いられるなどいくつもの側面をもっていました。

日本では江戸時代半ば、商品の流通や人の往来が活発になり、身分に応じて生まれた財産を安全に保管するために一般に使われるようになりました。 おめでたづくしの意匠や、泥棒との知恵比べのような仕掛け、鉄独特の色艶、手触り、重量感、バラエティに富む形・・・これらは、やはりヨーロッパのそれとは違うことがわかります。

また現代では,磁気やIC、暗号、指紋、網膜などつねに時代の最先端技術が導入され、鍵と錠の機能はますます複雑にシステム化されています。
キーワード、キーポイント・・・・・・等々、鍵の意味が「重要」の代名詞であることを考える時、これらを見直すことは、私たちが何を重要と考えてきたのかを知ることにもなるのではないでしょうか。

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図録・BOOKLET『 鍵のかたち・錠の不思議』(在庫切れ)
INAX出版が発行する建築とデザインを探検するシリーズ



会 期 (終 了)
ギャラリー名古屋 ギャラリー1 ギャラリー大阪
1990年12月〜1991年2月 1991年8月〜10月 1991年11月〜12月



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