ごあいさつ たとえば竜安寺の南庭。 砂と石だけで構成されたこの庭で、白砂は海をあらわし、石は山または島をあらわすとされてきました。 砂の上に配置された自然石を、大海に点在する島々とみなす−あるものを他のものになぞらえる−これが「見立て」です。 限られたスペースに大きな世界を表現する枯山水の造園手法、方丈の空間に無限の広がりを見る茶の湯の世界、一本の木に森羅万象を凝縮しようとする盆栽や盆景、そして建物の配置や水・植栽・石の演出でそこにはないものをイメージさせるシーンを創り出してきた建築にも見立ての手法は生きています。
亀に似た姿の石を「亀石」と呼ぶ、<形態の類似性>による「見立て」。庭や盆栽、硯などにみられる、<縮景によるイメージの投影>としての「見立て」。
INAXギャラリー |
本ウェブサイトからの無断転載を禁じます
■
図録・BOOKLET 『
現代・見立て百景 』
INAX出版が発行する建築とデザインを探検するシリーズ |
ギャラリー1 | ギャラリー大阪 |
1994年6月〜8月 | 1994年9月〜11月 |
INAXギャラリー 過去の展覧会記録
INAX CULTURE INFORMATION http://www.inax.co.jp/Culture/culture.html ギャラリーへのご意見、ご感想、お問い合わせ等はこちら E-mail : xbn@i2.inax.co.jp 本ウェブサイトからの無断転載を禁じます |
||
Copyright(C) INAX Corporation
http://www.inax.co.jp |