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ディテールがつくる風景
−タイル・れんが・テラコッタ紀行−





会場写真
会場写真
会場写真撮影:早川宏一(2点とも)

1997年春4月、株式会社INAXは愛知県常滑市に「 世界のタイル博物館」を開館しました。
タイル研究家・山本正之氏 (故人) が50年に渡って収集された古代から近代に及ぶ世界各国のタイル約6000点を常滑市に寄贈。 INAXが収蔵、研究、管理をし、現在約1000点を常設展示しています。

今展はその「世界のタイル博物館」開館記念展として、タイル・れんが・テラコッタがつかわれた建築のディテールに焦点をあて、素材感や造形性にすぐれたシーンをご紹介します。

「ユネスコの世界遺産の指定」という潮流の中で、今あらためて都市や風景が人類の遺産としてとらえられるようになりました。 ながい年月にわたって何代もの人々の記憶に刻まれる風景は、かけがえのない贈り物のように世界のあちこちに残されています。美しいものは、修復や復元をくり返しながら何世代にも受け継がれていきます。 古くて新しい素材、タイル・れんが・テラコッタ。

建て主や大工、れんが職人、そしてタイルやテラコッタを作る人々が精根こめた一片をみつめ直してみました。 その端正な貌、柔らかな顔、茶目っ気にあふれた表情などから、今回はINAXギャラリーの選んだ貌をご覧ください。

背中や足のうらから伝わってきた感触や記憶のまなざしに残るおじいさんの時代、いやそれよりもっとむかしの人々がつくった壁や床の、なつかしいぬくもりとあたたかさを思い出していただければ幸いです。

展示にあたっては、市神神社をはじめ、関係の皆様方のご協力をいただきました。
この場を借りてあつく御礼もうしあげます。

INAXギャラリー

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図録・BOOKLET『ディテールがつくる風景
INAX出版が発行する建築とデザインを探検するシリーズ

関連書フェア記録
会期中、1Fの ブックギャラリーで開催されました

関連リンク
世界のタイル博物館  http://www.inax.co.jp/museum/



会 期 (終 了)
ギャラリー1 ギャラリー大阪 ギャラリー名古屋
1997年6月〜8月 9月〜11月 12月〜1998年2月


INAXギャラリー・ その他のタイル企画展



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