gallery2

Shim Moon Seup (沈文燮 シム・ムーンセップ)
― 石と光と水の声 ―

会期 : 2002年6月3日(月)〜29日(土)
休廊日 : 日祝日



会場写真

上会場写真をクリックすると、左側作品の別の角度からの拡大画像 (28K)が表示されます

Shim Moon Seup (沈文燮 シム・ムーンセップ)さんは1960年代から世界中で活躍し、日本でも個展が度々開催され、作品は東京オペラシティやファーレ立川などに常設展示されています。INAXギャラリー2では20年前の7月、土による立体作品で個展を開催しています。

シムさんは木、石、土、鉄、紙、水、電気を素材に制作してきましたが、いずれも素材そのものの、ある一瞬のとらえ方に際立った特徴を示した作品です。
簡素にみえるシムさんの作品は作家の手でつくられたというよりも、それぞれに厳然と存在していたものが、シムさんによって呼び覚まされたような、シムさんが声を聞いて掘り起こしたかのようです。

昨年韓国慶州現代美術館で大規模な展覧会をひらき、今展は、その中から同時代に生きる私たちに、見えるものと見えない境からあらわれてくる「関係性」や「素材感」を示唆する作品です。

■ アーティスト・トーク ■

スライドを見ながら制作のことなど
作家ご自身に語っていただきます

初日6月3日(月) 18時〜19時
ギャラリーカフェ(会場同フロア)にて
入場無料、先着20名 (予約不要)
(終了しています)

会場写真



Shim Moon Seup 作家略歴

下会場写真をクリックすると、作品の別の角度
からの拡大画像 (20K)が表示されます

会場写真

1942
韓国慶南忠武生まれ
1965
ソウル大学校彫塑科卒業
1985〜
中央大学校芸術大学教授

個展
1965
釜山公報館画廊(釜山)
1972
サトウ画廊(東京)
1975
韓一画廊(ソウル)
1977
村松画廊(東京)
1978
堅志画廊(ソウル)
1979
駒井画廊(東京)、李画廊(大邱)
1980
寛勲美術館(ソウル)
1982
伊奈ギャラリー2(東京)
1983
梁画廊(京都)
1985
東京画廊(東京)
1986
現代画廊(ソウル)、韓国画廊(ソウル)、スタジオ(ミラノ)
1988
現代画廊(ソウル)、児玉画廊(大阪)
1989
グレイソン画廊(シカゴ)、東京画廊(東京)
1990
現代画廊(ソウル)、ギャラリースズカワ(広島)、ギャラリーユマニテ(名古屋)、児玉画廊(大阪)、ギャラリーヤマグチ(大阪)
1991
江南現代画廊(ソウル)
1992
シグマギャラリー(ニューヨーク)、トータル美術館(ソウル)、ムッション・ギャラリー(パリ)
1993
ギャラリー現代(ソウル)、東京画廊(東京)
1994
人工画廊(大邱)
1995
児玉画廊(大阪)、ムッション・ギャラリー(パリ)
1996
ギャラリー現代(ソウル)
1999
東京画廊(東京)
2001
ムッション・ギャラリー(パリ)、ムディマ・ギャラリー(ミラノ)、慶州現代美術館(慶州)

グループ展
1970
アヴァンギャルド協会展(国立現代美術館、ソウル : 以後72年まで毎年出品)
1971
第7回パリ青年ビエンナーレ(パリ近代美術館 : 以後第8回、9回とも出品)
1975
エコール・ド・ソウル展(国立現代美術館、ソウル : 以後89年まで毎年出品)
第13回サンパウロ・ビエンナーレ(ブラジル)
第4回インド国際現代美術トリエンナーレ(ニューデリー)
1977
"韓国・現代美術の断面"展(セントラル美術館、東京)
1978
パリ国際現代美術展(フランス)、"Work on Paper"展(珍画廊、ソウル : 79年にも出品)
1979
第11回東京国際版画ビエンナーレ(東京国立近代美術館)、第11回カーニュ国際絵画祭(フランス)
1980
アジア現代美術展(福岡市美術館)、版画・ドローイング大展(国立現代美術館、ソウル)
1981
第2回ヘンリー・ムーア大賞展(彫刻の森美術館 箱根 : 優秀賞受賞)、第1回国際シューボックス展(ハワイ)、"ソウル・10人の作業"展(寛勲美術館、ソウル)
1983
韓国現代美術展(東京都美術館)
1984
Human Document *84/*85 東京画廊企画(東京)
1985
*85涸沼・土の造形(茨城県涸沼畔)
1986
パドヴァ国際彫刻展(イタリア)、アジア現代美術展(国立現代美術館、ソウル)
1987
シカゴ国際アートフェア(シカゴ)、第3回富山国際現代美術展(富山)、第1回国際野外彫刻展(ソウル)
1988
*88ツカシンアニマル(大阪)、紙の国際展II、手で見る美術展(有楽町アート・フォーラム)
1989
シカゴ国際アートフェア(シカゴ)
1990
第1回美浜町国際野外彫刻ビエンナーレ(福井)
1991
Quasi Per Caso(ミラノギャラリー・イタリア)
1992
シカゴ国際アートフェア(シカゴ)
1993
韓国・現代美術の12人展(宮城県美術館、仙台)
1994
N.I.C.A.F(東京画廊、横浜)、Making New Kyoto *94(京都)、*94ソウル定都600年記念 ソウル国際現代美術祭(国立現代美術館、ソウル)
1995
ベネツィア・ビエンナーレ特別展 虎のしっぽ(イタリア)、還流 : 日韓現代美術展(名古屋美術館)、F.I.A.C(ムッション・ギャラリー、ギャラリー現代、パリ)、韓国美術'95(国立現代美術館、ソウル)、中央ビエンナーレ国際彫刻設置美術招待展(ホアム・ギャラリー)
1996
バーゼル国際アート・フェア(児玉画廊、スイス)一山湖水野外彫刻公園(一山、韓国)
1997
Project 8(Total美術館、ソウル)、土、生命:現代美術における土の表現(ソウル市立美術館)、統営南望山野外彫刻シンポジウム(統営、韓国)
1998
「かたち」の領分(東京国立近代美術館工芸館)、今日の韓国の美術 *98物質と作家のタッチ(モラン・ギャラリー、ソウル)、プサン現代国際アート・フェスティバル*98(プサン市美術館)
1999
空間と物質:干渉と変化(プサン市立美術館)、F.I.A.C(ムッション・ギャラリー、パリ)
2000
バーゼル国際アート・フェア(ギャラリー現代、パリ、Posco美術館、ソウル)、光州ビエンナーレ特別展(光州)
2001
ベネツィアビエンナーレ(イタリア)




INAXギャラリー2
TOP PAGE
INAX アート・ニュース
展覧会パンフレットに
記載されているリリースです
INAXギャラリー2
2002年
展覧会記録


INAX CULTURE INFORMATION
http://www.inax.co.jp/Culture/culture.html

ギャラリー2へのご意見、ご感想、お問い合わせ等はこちら
E-mail : xbn@i2.inax.co.jp

本ウェブサイトからの無断転載を禁じます

symbol
 Copyright(C) INAX Corporation
 http://www.inax.co.jp