2003年03月 ご紹介 |
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2002年5月に大宮市・浦和市・与野市が合併して誕生した人口102万人のさいたま市は、この4月1日に全国13番目の政令指定都市になります。行政サービスや財政面での充実が期待され、身近なところでは住所表記が「さいたま市○○区〜」と変わります。 その中心となるのは、JR新幹線・東北本線・高崎線・東武野田線・新都市交通など12の路線が乗り入れるターミナル大宮駅です。東口の古くからの商店街に一際目に付く黄色いロゴマーク[LOFT]ビルの7F・8Fにジュンク堂書店 大宮店があります。
1999年のオープン以来5年目を迎え、開店当初からのご担当は、都心から離れた地での大型専門書店のスタートを振り返って、最初の1年目はお客様も少なくて、今では考えられないくらいです‥‥と、その後の認知度の飛躍を語られました。 |
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8Fには、ジュンク堂書店独特のオーク調の丈の高い書棚が図書館のように並び、窓際にはブラインド越しの淡い陽射しの中に配置された机と椅子が、ゆとりのある空間を醸し出しています。 INAX出版の書籍のほとんどは建築の棚に置いていただいていますが、各棚のご担当は新刊をはじめ書籍情報の交換を頻繁に行なって、建築の棚と実用書の棚、或いは建築の棚と思想の棚の2ヶ所に置いてみるなど、お客様の反応を捉えながら、その書籍にふさわしい棚を探ることにも積極的です。 平日の午前中は、様々な世代のお客様が目的の書籍を探しにまず訪れます。日中から午後にかけては中高生から若者中心。建築の棚では2駅離れた東大宮の芝浦工業大学の学生さんも建築論などを探しに来るようです。勿論、近くの工務店から実務書を買いに来る方、個人の設計事務所から最新の建築事例が掲載された雑誌を探しに来る方など様々ですが、全体としては住宅や和風建築がテーマのものより、現代建築について書かれた書籍の方に人気があるようです。ターミナル駅から至近距離にあるので、帰宅途中のお客様で夕方から8時頃までは賑わいます。
最近では、池袋にあるWebセンターに書籍を注文して、地元の大宮店で受け取るお客様も増えてきています。インターネットで書籍情報を仕入れ、注文するお客様の増加に合わせて、各店舗の在庫照会などホームページの機能の充実も今後は期待できそうです。 専門分野の書籍を扱う場合、お客様のお問い合わせに答えられるだけの知識や、小部数しか刊行されていない書籍情報の把握など苦労の多い割に、お客様数は決して多くはないのですが、こうしてお客様と書店との間でリクエストと対応が繰り返される中で、質の高い充実した棚が育ち、それを評価してくれるお客様が増えていくのは、何とも頼もしい限りです。 |
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〒330-8513
埼玉県さいたま市 (大宮区 4/1より) 宮町 1-60
大宮ロフト7F・8F
TEL : 048-640-3111
FAX : 048-640-3121
平日営業時間 : 午前10時30分〜午後8時30分
不定休
ジュンク堂書店URL: http://www.junkudo.co.jp/
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