INAX PUBLICATION

INAX出版 営業日誌

INAX出版 の書籍が置いてある全国の書店をご紹介します
(在庫の有無は書店にご確認下さい)。
このページは、INAX出版・営業担当者が毎月連載します


アートショップ ナディッフ愛知

2004年05月 ご紹介
entrance

今回ご紹介するアートショップ・ナディッフ愛知は、美術館、コンサートホール、アートライブラリーなどを有する大型複合施設愛知芸術文化センターの地下2階にあります。テレビ塔前の公園を抜け、エスカレーターを降りた目の前です。 センターのオープンは10年前になりますが、ナディッフ愛知がオープンしたのは2年前。INAX出版では昨年12月に愛知県文化情報センター内スペースXで開催された「大名古屋展〜パラサイトがまちを変える?!」に合わせ、関連書籍を置いて頂いたりしていましたが、今回が初めての営業になります。

店内

水戸や東京木場にある他店と比較し、横長の店鋪はかなり広く、車椅子のお客様にも配慮したゆったりめのレイアウトです。書籍とグッズが半々で、向かって右の入口付近には、建築・アート系雑誌がセレクトされています。INAX出版の『TenPlusOne』最新号はこちらに面陳されていました。対面に置かれたフンデルトヴァッサーの103,950円(税込)もする高価な作品集(購入は要予約)サンプルのページをパラパラとめくり、店内右へと足を進めてみましょう。谷川俊太郎の絵本や美術系小冊子などを眺め、振り返ったそこにあるガラス・ケースに納められているのがロシア人作家イリヤ・カバコフの『インスタレーション1983-2000』(税込30,314円)。その左の平台は、館内にある美術館で開催中のコレクション展に合わせた関連書のコーナーです。ふと足下へと視線を移すと、ロンドン発現代美術月刊誌『contemporary』…などなど、一部数百円の同人誌から高価な美術書、アーティストグッズやポストカード、現代音楽CDに至るまで、アートに絞りつつも幅広い商品構成です。

スタッフのおススメは、ナディッフと写真専門ギャラリー・エプサイトとで開催した<大竹伸朗デジタル・ワークス鼠景展>や、各国を巡回中の<YES ONO YOKO>展のカタログ、展覧会に併せて企画制作したTシャツやポストカードなど、他の書店や店鋪では手に入りにくい現代美術系書籍、貴重な絶版本、オフィシャルグッズが挙がりました。

輪ゴム 店内 tangle

洋書や海外美術館図録・レゾネの品揃えに定評のあるナディッフは原宿に本店を構え、ほか都内4カ所、水戸、仙台の美術館内に計8店鋪を展開しています。
棚を眺めていて気付いたのは(他店では横文字のタイトルが並んだ棚を首を右に傾けながら移動するのが常なのに対し)愛知店は和書が多いことです。美術入門書や、技法書、美術批評書のほか、文様や和更紗、陶芸といったラインナップが目立つのには理由があり、10階の美術館で開催される展覧会が日本近代美術が中心なこと、陶芸が盛んな土地柄である事などが、店の商品構成に色濃く反映されています。
店のスタッフが「例えば…」と取り上げたのが、『中島千波さくら図鑑』という日本画の作品集。このほか杉戸洋、熊谷守一、国司華子といった柔らかい作風の本が好評です。
このほかにもレジ・カウンターにビッシリと並ぶ小さな小物類の中から「売れますねぇ」と指し示されたのが、シリコン製の輪ゴム(左上の写真・左側)。そして「何といってもコレ」というベストセラーは、まるでメビウス・リングか知恵の輪のような変化自在の"Tangle"というアメリカ生まれの玩具(右上の写真)。テレビなどのメディアで紹介された訳でもないのですが、とにかく良く売れるので、大小6種類を取り揃えています。

愛知芸術文化センターは2002年に名古屋の真ん中に誕生した立体公園"オアシス21"に隣接しています。そちらから立ち寄られる小さな子供連れのお客様も多く、小学館アート・ブックのシリーズや絵本、明和電機のグッズや組み立て式のキット類も好評です。


アートショップ ナディッフ愛知

愛知県名古屋市東区東桜 1-13-2 (〒461-8525)
愛知芸術文化センターB2F
TEL&FAX : 052-972-0985

営業時間 : 10時〜19時(土日曜・祝日 : 10時〜18時)
月曜日定休(アートプラザの開館に準ずる)

NaDiff URL : http://www.nadiff.com/



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