星野 玄 展 −白磁 流砂のかたち−
会期 : 2004年9月3日(金)〜9月30日(木)
休廊日 : 9月15日(水)
■ アーティスト・トーク ■
9月3日(金)18時〜19時 先着順、入場無料(終了しています)
星野さんの作品は、直径30cm前後のどこかに丸みをもった器です。5枚一組で並べたり、型成形でつくる同じかたちの作品を数十個、群のようにして展示します。白く滑らかで、ぽってりとしたかたちは、つきたてのお餅のようであり、満ち欠けをみせる月のようであり、穏やかな風情の中に凛とした佇まいのある作品です。 星野さんの作品の特徴は、丸みとへこみをもったかたちの縁が、なだらかに登ったり、降りたり、内側に切れ込む稜線のようなラインを持ち、角度を変えて見ると、同じかたちが幾種類もの作品に見えることです 星野さんの器に見られるデザインは、砂丘をイメージしてつくられています。星野さんは以前から砂丘を見ることが好きで、それがモチーフとなっています。タイトルも「砂韻」と名づけられ、ひとつの作品に仕込まれたいくつものシーンは、風によって千変万化する砂丘、風紋の無限大のムーブメント、自然の雄大さなどをイメージしています。 星野さんは大学では社会科の中学校の先生になるべく勉強をしましたが、卒業してから多治見市意匠研究所で陶芸を学び始めて、まだ4年目の若い作家です。が、2002年には砂丘をイメージした白磁の照明器具で、国際陶磁器展美濃に入選しました。 今展は星野さんの初めての個展開催となります。 |
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2004年 展覧会スケジュール
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