田中右紀(たなかゆうき)さんは、東京芸術大学大学院彫刻科で木彫作品をつくっていました。 そして卒業して故郷の佐賀県に戻ると、今度は木を陶土に変えて立体作品をつくるようになりました。 田中さんの作品は円錐に始まり今は螺旋のかたちをしています。
巻き貝を真ん中でふたつに割った断面図を想像してみてください。 田中さんのテーマは自然のダイナミズムを感じさせるものすべてで、円錐形の頂点は山であり木であり植物の芽であり、またその模様はものの表面にある無限のつぶつぶ、細胞のようなものを表していると言います。
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YOHKI TANAKA 作家略歴 1965 佐賀県生まれ1989 東京芸術大学大学院 彫刻専攻修了 1990 嬉野町一位窯にて作陶 1993 朝日陶芸展入選 1994 「九州陶芸八人の会」グループ展(福岡・NHKギャラリー) 1996 日韓野外陶芸展出品(佐賀・炎の博覧会) 1997 日韓現代陶芸展(韓国・プサン) 1997 「九州陶芸七人の会」グループ展(東京・麻布工芸館)
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