稲崎 栄利子 展
− 絡み合った色糸のような土が織る
会期:1998年6月2日(火)〜6月28日(日)
ブローチやネックレスのようなオブジェ −
休館日:6月3日(水)
稲崎栄利子(いなざきえりこ)さんの作品は、何色も絡み合った色糸で織られたような、複雑な表情をもつやきもののオブジェです。 土で数ミリ単位のひもや小さな玉をつくり、鉱物の粉をふりかけたり釉薬で着彩し、焼くことを幾度となく繰り返して、地層のような深い色合いをつくり出します。またそこには森の中の、木々の幹の茶や葉の緑の濃淡、湿った土の黒っぽい色や、野の花の幾つもの色などあらゆる色彩を見ることができます。 それらの表情をもつかたちは、昆虫がつくる巣や繭(まゆ)のようだったり、鳥の卵のかたちなど、ちいさな宇宙の精緻な造形物を見ているような驚きがあります。 |
|
ERIKO INAZAKI 作家略歴 1972 兵庫県生まれ
1993 武蔵野美術大学短期大学部工芸デザイン科陶磁コース卒業
1993 朝日現代クラフト展優秀賞(梅田・有楽町 阪急) |
|
INAX ガレリア セラミカ 最新の展覧会 |
INAX ガレリア セラミカ 1998年 展覧会記録 |
http://www.inax.co.jp/Culture/culture.html セラミカへのご意見、ご感想、お問い合わせ等はこちら E-mail:xbn@i2.inax.co.jp 本ウェブサイトからの無断転載を禁じます |
||
Copyright(C) INAX Corporation
http://www.inax.co.jp |