吉田 晴弥 展
− 釉・彩・線グラフティ −
吉田晴弥(よしだはるや)さんの作品は薄い陶箱のようなオブジェ、陶板、角皿と見紛うものなど、あふれ出てくる勢いが多様なかたちとなって会場を飾ります。 その陶箱の両面には抽象画のように丸、四角、青、赤色の釉薬の色溜まり、線刻で描かれた鳥の足跡のようなかたちや梯子のような線が、のびやかで楽しげな心象風景とも感じられる作品です。土に釉薬で描くと、ともすれば絵付けになってしまいますが、土の中から湧き出てくるような、土と同化したようなマチエールになっています。作品はやきもの的、絵画的と名づけられない独特の表情が魅力です。 織部焼や志野焼の色彩が好きだと語る吉田さんは、古典的な親しみを覚えるそれらを、グラフティと呼びたくなる現代性として表現することに成功しています。 |
注/写真は、新宿会場のものです
HARUYA YOSHIDA 作家略歴 1975 神奈川県生まれ
1998 東京芸術大学工芸科陶芸専攻卒業 1998 卒業制作「サロン・ド・プランタン賞」受賞 |
ガレリア セラミカ 新宿
会期 : 1999年2月2日(火)〜25日(木)
休廊日 : 2月3日(水),10日(水),11日(木)
1999年
展覧会記録
ガレリア セラミカ 札幌
巡回展 会期 : 1999年3月5日(金)〜30日(火)
休廊日 : 毎週水曜日
1999年
巡回展記録
注/ガレリアセラミカ札幌は、
2002年11月19日をもちまして休廊しています
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