青木 挙 展
− 磁土の線 陰影コンポジション −
青木挙(あおきけん)さんの作品は、3cm角の白いタイルひとつひとつの上に、素麺のように細く細くよった線状の白磁土で様々なかたちをつくり、そのタイル数百枚を敷き詰めて構成するインスタレーションです。
白い土の"こより"で組み立てられた櫓、はしご、椅子、ビル、人、橋などをイメージさせる高さ6cmあまりの立体は、光の加減による陰影によって影か作品か、一瞬見間違うほどのあやうくはかない、かげろうのような存在感を湛えた美しい作品です。 |
今展の作品は、積み木遊びの様々なかたち、ジャングルジムの夕暮れに落ちる影、
そのなかを駆けまわる脚の動きやシルエットなど、青木さんの記憶の風景が細い磁土の線でいきいきと表現されています。
磁土の可能性を必死で探し、土はこんなことも表現できると言いたかったという、若い作家の清々しい気負いが感じられます。 |
注/写真は、新宿会場のものです
1971
1992 |
1994 |
ガレリア セラミカ 新宿
新宿展 会期 : 1999年11月2日(火)〜29日(月)
休廊日 : 11月10日(水)
1999年
展覧会記録
本展は、ガレリア セラミカ札幌での巡回はございません。
注/ガレリアセラミカ札幌は、
2002年11月19日をもちまして休廊しています
INAX CULTURE INFORMATION http://www.inax.co.jp/Culture/culture.html セラミカへのご意見、ご感想、お問い合わせ等はこちら E-mail : xbn@i2.inax.co.jp 本ウェブサイトからの無断転載を禁じます |
||
Copyright(C) INAX Corporation
http://www.inax.co.jp |