ceramica

金井聡和 展
− 陶の思索 かたちの試作−


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金井聡和(かないとしかず)さんの作品はたくさんの土紐が絡み合ってネット状になった薄墨色のテラコッタのオブジェです。 大きさは40〜150cm。
金井さんがやきものをつくるきっかけとなったのは、土で囲われた内側の存在に衝撃を受けたからだと言います。 「世界は内側と外側の無限のつながりでできている」という考えから金井さんの空間を囲う、鳥かごや棺のイメージが生まれました。
常に作品を新しい方向へ展開していく金井さんの新作は、枯井戸がテーマです。 井戸はつくる時に地面を垂直に掘り下げて、それからまわりを積み上げるので、この掘り下げることと積み上げることをモチーフにした、作品となって展覧されます。
金井さんは多摩美術大学大学院を卒業後、5年間インドでインドの作家達と一緒に現代美術とは何かと考えながら作陶を続け、昨年から日本に戻り発表を始めました。
常に創作の源を問い続ける金井さんの作品を見ていると、思索と謎解きに導かれていきます。


注/写真は、新宿会場のものです

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TOSHIKAZU KANAI 作家略歴

1966
横浜生まれ
1990
多摩美術大学絵画科卒業
1990〜1992 多摩美術大学大学院陶芸コース研究生

個展
1991
藍画廊/東京
1992
藍画廊/東京
1995
Max Mueller Bhavan マドラス/インド

The Easel Art Gallery マドラス/インド
2000
藍画廊/東京

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グループ展
1989
「泥虫」ギャラリーKEIHO/東京
1991
「セラミックスカルプチャー」世田谷美術館ギャラリー/東京
1992
「GROUND ZERO 3人展」ギャラリースペース21/東京
1993
「ポット展」セラミックアートギャラリー/渋谷
1996
「Ceramic Sculpture Show」 Lakeeren Art Galleryボンベイ/インド
1999
スライドレクチャー「コーラムと南インド寺院建築」 あかね画廊/東京




ガレリア セラミカ 新宿
会期 : 2000年12月5日(火)〜26日(火)
休廊日 : 12月6日(水)

2000年 展覧会記録


ガレリア セラミカ 札幌
巡回展 会期 : 2001年1月12日(金)〜30日(火)
休廊日 : 毎週水曜日

2001年 巡回展記録

/ガレリアセラミカ札幌は、
2002年11月19日をもちまして休廊しています



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