吉岡淳 展
− 磁土で奏でる対比のリズム−

吉岡淳(よしおかじゅん)さんの作品は、主に薄い板状にした磁土を型に入れてつくる幾何形の立体で、空間構成をするインスタレーションです。 これまでに屋内外に三角形や球体、立方体によるかなり大掛かりな作品を設置してきました。 キャベツを断面に切ったような曲線的で有機的なかたちは、必ず端正な幾何形体にかたどられています。 遠くから見るとイタリアンモダンの家具のような立体は、色彩も白と黒で構成され、シンプルで緊張感にあふれています。 しかし時には、大きな針金でつくった球体に、カラフルなハンカチを丸めたような不定形なかたちをまとわりつかせた作品などもあり、吉岡さんは整然さと混沌さを交互に求めているようです。 注／写真は、新宿会場のものです

JUN　YOSHIOKA　作家略歴 1968 兵庫県生まれ 1990 陶磁器デザインフォーラム・せと`90グランプリ受賞 1991 朝日陶芸展`91入選 1992 京都精華大学美術学部造形学科陶芸専攻卒業 芸術系大学選抜展(`92卒業制作) 第13回国際インパクトアートフェスティバル`92(京都市美術館) 第3回国際陶磁器フェスティバル美濃`92銀賞受賞 1993 個展(ギャラリー三条3F/京都) 第3回陶芸ビエンナーレ`93佳作 野外制作`93−陶芸の森−(滋賀県立陶芸の森) 個展(Art Space JONAISAKA/益子) 第14回国際インパクトアートフェスティバル`93(京都市美術館)

1996 "Media−C." Clay & Narcissus展(TO Art Space/韓国 ソウル) 第6回芸術祭典・京−公募部門−公募｢京を創る｣(京都) 1997 第4回 ヤングセラミストミーテイングin中四国 セラミックミニアチュール展(岡山県立大学デザイン学部展示ホール) 1998 `98国際クラフト展−伊丹−｢土・石・陶・磁・ガラス｣入選 1999 個展(ギャラリーマロニエ3F/京都) 2000 朝日陶芸展入選 伊丹｢酒盃台｣展大賞受賞 個展(ギャラリーマロニエ3F/京都) グループ展『四人の色の交差点』(ギャラリー北野坂/神戸) 小阪美鈴(書) 永江俊昭(陶) 池内潤(陶) 吉岡淳(陶) 個展(Art Space F : 1/箕面) 2001 グループ展 現代作家立体小品展『浮気(ふき)のかたち』(ギャラリーマロニエ4F/京都・ワコール銀座アートスペース/東京) 個展−コタツ派のために−(ぎゃらり かのこ/大阪 日本橋)

ガレリア セラミカ 新宿
会期 : 2001年5月1日(火)〜28日(月)
休廊日 : 5月2日(水)、16日(水)

2001年 展覧会記録

ガレリア セラミカ 札幌
巡回展 会期 : 2001年6月5日(火)〜30日(土)
休廊日 : 毎週水曜日

2001年 巡回展記録

注/ガレリアセラミカ札幌は、
2002年11月19日をもちまして休廊しています

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