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道具の心理学
−いまモノ語りが始まる−

ふだん何気なく使っている日用の道具。なぜか手放せない。傍らに無いと何となく落ち着かない。 他のものでは具合が悪い。誰しもが自分だけに固有な道具を持っています。
ふとした拍子に出てきた道具を手にとると、それを使っていた頃の自分の気持ちや周囲の状況が一瞬にしてよみがえってきた、そんな経験はないでしょうか。
いつも身の周りにあって、それを使うのがあたりまえとなった道具は、いつの間にか心の中に大きな位置を占めるようになるのです。

洪水のようにモノが溢れかえる今、本展では、人が道具とつきあう摩訶不思議な心理をみつめながら、人にとってモノとは一体何なのかを改めて考えてみたいと思います。

作家、画家、編集者、研究者など、過去にINAXギャラリーとお付き合いいただいた約20人の方々がちょっと照れながら披露してくださった愛用道具の数々。 そしてラブレターとも呼べる「モノ語り」。「モノ語り」からはやわらかな肉声が聞こえてきます。長いこと共に過ごした馴染みのモノがいかに心を支える大切な存在となりうるかが見えてきます。


持ち主から切り離された道具はただのモノにすぎません。でも、この親しみをこめた「モノ語り」と一緒なら輝いて見えてきます。 心に沁みこむような、そしてウィットに富んだ、人と道具の「モノ語り」に耳を傾けてみてください。

展示にあたり、関係の皆様には多大なご協力をいただきました。 この場を借りて御礼申し上げます。

INAXギャラリー

会場写真
会場写真
林丈二さんのこだわり愛用品
「居眠り扇風機」
「もうほっといてほしいテレビ」
「踊る電気釜」

会場写真

展示品リスト
図版をまじえ展示品を紹介


"モノ語り"解説ページ


図録・BOOKLET『道具の心理学展
INAX出版が発行する建築とデザインを探検するシリーズ


講演会記録 (終了)
参加無料・要予約制


関連書フェア記録
東京会場での会期中、1Fの ブックギャラリーで開催 (終了)

布施英利さんのこだわり愛用品
「赤道を一周した靴」
会場写真
竹原あき子さんのこだわり愛用品
「"人生10kg"のヤカン」




巡回展会期 (終了しています)
ギャラリー名古屋 ギャラリー1 ギャラリー大阪
1999年3月5日(金)
〜5月21日(金)
6月1日(火)
〜8月21日(土)
9月6日(月)
〜11月26日(金)




INAXギャラリー 過去の展覧会記録




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