ceramica

岸上ヒデカズ 展
― 陶の森 かたちと色彩の音律 ―

会期
2004年1月9日(金)〜31日(土)
休廊日
21日(水)


岸上展 岸上展
岸上さんの作品はカラフルな色彩の、陶の板や幾何学形をリズミカルに構成したオブジェやインスタレーションを展開します。
「内面の風景」では、水玉や縞々など様々な模様をまとった直方体数十本が、直立して半月のかたちに並んでいます。赤味がかった肌色や黄色の陶柱もまた、森林をイメージさせ、伸びてゆく生き生きとした生命感が感じられます。
岸上さんの作品には、明快なかたち、明るい色調、軽やかさから、都市や室内を彩る道具や玩具のような楽しさがあります。同時に小品の自立性と、群像になったときの塊感の造形性や立体構成の自在さが魅力的です。
タイトルの虚と実や内面という言葉は、作品が生まれた後からつけたそうですが、岸上さんにとって作品とは、その時の考えていた事やできごとを反映する日記のようなもので、在住する信楽の豊かな自然や家族や子供たちとの日常がリズムやメロディーが聞こえてくるように、作品に流れています。
岸上さんは美大を卒業後こんにちまで、タイルや陶器のモニュメントを製作する会社で働いてきました。そこで培われたたくさんの技術によって、ようやくさまざまな表現が可能になりました。そして、初めての個展開催となります。今展は、陶の色彩と表情のゆたかな森が画廊の床と壁に1点ずつ、2点広がります。

岸上展


■ アーティスト・トーク ■
制作のことなど作家ご自身に語っていただきます
1月9日(金)18時〜19時
(終了しています)
先着順、入場無料

岸上展 岸上展




KISHIGAMI HIDEKAZU 作家略歴

1969 京都生まれ
1992 京都精華大学美術学部造形学科陶芸専攻卒業
1992 滋賀県信楽町に移る
1992 大塚オーミ陶業(株)に入社し、テラコッタ、陶壁の制作を担当する
1994 信楽の若手現代陶芸作家グループ「SEEDS」に参加する
1994 第1回SEEDSグループ展(信楽伝統産業会館)
1994 2002年第10回展まで毎年出展
1994 京都野外陶芸展(京都)
1995 草津ロクハ公園野外造形展(滋賀)
1996 生活の中のオブジェ展(信楽・ギャラリー陶園)
1997 SEEDS INDIVIDUAL WORLD展
1997 (信楽伝統産業館、京都・ギャラリーマロニエ、大阪・大阪現代美術センター巡回)
1998 WAVE×WAVE〜TEA POT展(信楽伝統産業館)
1999 中庭現代美術展(滋賀県立草津文化芸術会館)
1999 若い人達の作陶展(滋賀・樫の木画廊)
1999 第37回朝日陶芸展入選
1994 (第38回秀作賞、第39回入選、第40回入選、第41回入選)
2000 天橋立美術展
2002 SEEDS10th日韓若手陶芸作家交流展「CONTACT」
1994 (滋賀県立近代美術館ギャラリー、信楽伝統産業会館巡回)



2004年 展覧会スケジュール


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