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レプリカ

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東京タワー、名古屋テレビ塔、二代目通天閣。これら三都市を象徴する三塔はいずれも、内藤多仲という一人の建築家によって設計されました。

内藤多仲は、日本の耐震構造理論を飛躍的に成長させた立役者であり、戦前に六十以上の塔を設計した「塔博士」と呼ばれる人物です。東京大学を卒業後、早稲田大学で教鞭を取り、歌舞伎座をはじめ数多くの建築構造設計にも携わりました。


展示会場では、同一人物によって設計されながら、約五十年かけて都市とともに成長し、それぞれに都市の個性を発揮するようになっていった三つのタワーの姿を、写真と模型、図面等を中心にご紹介します。また、三塔の設計者であり「耐震構造の父」として名をはせた内藤多仲の人となり、功績を貴重な資料とともにご覧いただけます。


三塔の半世紀
会場では、三塔それぞれを紹介するコーナーを設け、半世紀にわたる3つのタワーの変遷を辿っています。建設過程や竣工時から現在までの外観・内観、展望台から見える風景、塔を取り巻く人々やイベントなどを収めた希少な写真資料や模型類からは当時の世相が伺えます。とりわけ、まだ都市が混み合っていなかった時代の天を突くような塔の姿は圧巻です。各コーナーでは窓から外を覗くように、あるいは街を歩くように、塔と都市の歴史、都市を見守るようなタワーの姿を身近にご覧いただくことができるでしょう。また、塔独自の土産、絵はがき、歴代のパンフレット等からも各タワーの特色を知ることができます。


内藤多仲を知る
また、一角に内藤多仲の紹介スペースを設け、その業績に焦点を当てました。まだ街に高層ビルのなかった時代、三塔の立ち上がっていく過程を追った迫力ある写真のほか、内藤多仲のサインが入った戦前の希少な図面や、晩年に構想した高さ六百メートルのタワー計画案など、今まで紹介される機会の少なかった功績も豊富にご紹介します。また、帳面類や謡曲の本など、意外な人となりを偲ばせる記録類などもご覧いただけます。

(名古屋ギャラリー:2006/06〜09)


 
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