フロリアン・クラール(Florian Claar)さんの作品は巨大な工業製品のような迫力と完璧なフォルムを持っています。
「私は建築と機械、生命体を取りまぜたキャラクターを作りたい」と語るように水と水紋、音の共鳴が作品の中に潜んでいたり、彼の彫刻を見ていたはずなのに縁を回り込むとあっという間に彫刻の内部に取り込まれて、その小さな窓からあたりの風景を見ている自分に気がついてしまうような仕掛け、メビュウスの輪の立体をたどっていたら、途中で断崖の端っこが突如現われてきたり、動かない作品に注ぐ私たちの視線の一瞬先の予感を、ことごとく裏切ってくれるスペクタクルな作品です。 「エレメントダンス」というサブタイトルは、舞台のうえのダンスのように、一瞬のフォルムの集合や拡散が繰り返され、その無数の場面がある完結した美しさに満ちているというイメージで名づけました。 |
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FLORIAN CLAAR 作家略歴 1968 ドイツ、シュトゥットガルト生まれ
1992 ナショナルアートユニバシティ シュトゥットガルト彫刻科卒業 1994 武蔵野美術大学彫刻科研究員
1995 「ハーゲンブーのアート展」 (ハイルブロン) |
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