山本浩二(やまもとこうじ)さんの作品の完成の状態はナント木炭。そうあの燃料の炭状です。
なまの木材に流れた時間、そして炎の洗礼。しかし作品は火によって破壊や消滅をしたのではなく、硬質で凛とし、またあっけらかんとしていて、謎めいてといいたくなるような魅力にみち、そこには、燃やされて最後の最後まで残った物質やかたちの極点の美しさがあります。 今回の作品には「フロギストン」と名前がつけられています。「フロギストン」とは古い化学の学説中の仮想物質で、全ての物質は灰とフロギストンで出来ていて、燃やすとフロギストンが逃げて灰が残るという考えなのだそうです。山本さんのフロギストンには無私のような思いもこめられているようです。 |
1966 福井県生まれ
1990 東京芸術大学工芸科卒業/安宅賞受賞
1992 サロン・プランタン賞受賞/STELLPALACE展(東京芸術大学学生会館/東京) |
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