INAX GALLERY 2

眞板 雅文 展
−大地のかたち・ブロンズ −

会期:2000年1月6日(木)〜1月27日(木)
休館日:日曜・祝日



眞板 雅文(まいたまさふみ)さんは、1960年代後半から今日にいたるまで、第一線で活躍を続けている彫刻家です。
眞板さんの作品は近年とみに自然と人間とのかかわり、周囲の環境との融合をテーマとして、野外に展示されることが多くなりました。

1999年夏から、箱根 彫刻の森美術館の開館30周年記念「森に生きるかたち展」で発表されている作品は、長さ5〜8メートルの竹500本を逆円錐形のかたちに設置して、竹筒の内部を伝わった雨水を中央 円底部の水盤で受けとめる「竹水の閑―箱根」というタイトルの大作です。

会場写真
会場写真

眞板さんは、竹は日本人の美意識や東洋的エキゾシズムを象徴する難しい素材だと語りながらも、それ自体が美しく、創作意欲をかきたてられる不思議な素材だといいます。

また、長い間里山に居を構えての制作は、まさに堀り、走り、拾い、置くなど土や岩、水や木々、大気などと交感しているような趣きがあり、ランド・アート、アース・ワークスの展覧会にも数多く出品しています。




■ギャラリー・トーク 開催■
スライドを見ながら制作のことなど、作家ご自身に語っていただきます

日時:最終日 1月27日(木)18時〜19時
(終了しています)
ギャラリー2会場にて
入場無料、先着20名(予約不要)




MASAHUMI MAITA 作家略歴

1944
旧満州(現在の中国)生まれ

1969
第1回現代国際彫刻展(彫刻の森美術館)に立体造形を出品
1971
第6回国際青年美術家展に写真パネルの作品を出品し大賞を受賞(高輪美術館)
1974
東京ビエンナーレ'74に写真パネルとオブジェによる作品を出品(東京都美術館、京都市美術館)
1977
第10回パリ・ビエンナーレに写真パネルとオブジェによる作品を出品
1984
[眞板雅文展 風景・環] (INAXギャラリー2)
1986
ヴェニス・ビエンナーレ'86に鉄彫刻を出品

会場写真
会場写真 1994
「写真と彫刻の対話―安斎重男 眞板雅文展」(神奈川県立近代美術館
1995
「本郷新賞受賞記念眞板雅文彫刻展」(札幌彫刻美術館)
1997
第25回長野市野外彫刻賞を受賞、「眞板雅文展 音・竹水の閑」(下山芸術の森発電所美術館)
1998
「ランドアート・イン・小岩井」にロープと木による環境造形を制作(小岩井農場) 第4回大分アジア彫刻展に竹による環境造形を制作(朝倉文夫記念公園)
1999
「金津アート・ドキュメント'99アジアの森から」に竹による環境造形を制作 「眞板雅文1999」を小沢書店から出版、記念展をスペース・カレイドで開催
1999〜2000.9月.
「森に生きるかたち」彫刻の森美術館開館30周年記念展に環境造形を制作
注/上の写真をクリックすると、
別の角度からの作品拡大画像(各28K)が表示されます



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