特別企画ワンウィーク・セレクション展
―予兆のかたち―
ワンウィークセレクション展 第1週
樋口明宏 展
会期:2000年7月31日(月)〜8月5日(土)
会期中無休
ひんやりとした動物の骨と毛皮
億千万の細胞のアルバム
樋口がつくる 静かな時間
樋口明宏(ひぐち あきひろ)さんの作品は実際の熊の毛皮でつくられた座高50cmあまりのテディベア。
熊のぬいぐるみが熊の毛を纏っているだけなのに、こわいような、胸がおしつぶされそうな感覚に包まれます。 ライオン、鹿、シマウマ、キリンなどの毛皮が手をつないだように縫い合わされた5メートル四方の敷物とのインスタレーション。 そこには静かな静かな時が流れているように感じます。 |
1969
1994
パブリックコレクション |
ワンウィークセレクション展 第2週
齋藤良 展
会期:2000年8月7日(月)〜8月11日(金)
会期中無休
座像からのびてくるベルトコンベア
とりどりのチップが往還する
齋藤のエントロピー・マシーン
齋藤良(さいとう りょう)さんの作品は等身大の人体ですが、首から上には顔のかわりに透明なカプセルの中にカラフルなアクリルチップが入っています。 新作では腹部から突き出たベルトコンベアにそのチップが落ちていき、また戻ってきます。メカニックなのにどこか不規則で、いつか消滅しそうな感覚を孕んでいます。 永遠の反復運動のようなのに、いまが終わりなのかと佇んで、息をとめて見入ってしまう作品です。 |
1974
1995 |
ワンウィークセレクション展 第3週
夏原新 展
会期:2000年8月21日(月)〜8月26日(土)
会期中無休
見つめるマナコ そらす瞳
夏原の眼球に拉致される
映像の誘拐事件
夏原新(なつはら しん)さんの作品は映像です。会場の2面、向き合った壁に
スクリーンが設置されています。写っているのは眼球だけ。 映像の眼は見る人を追ってきますが、私たちは一瞬にしてその眼の中に拉致されてしまいます。 見ることは眼球に写ること。いや見ることは眼という器官に拉致されていくこと。 ギャラリーに来た人の眼は夏原の映像に取り込まれて永遠に取り戻せないかもしれません。 |
1970 |
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1995 [デジタル写真の近未来術]ワークショップ(成安造形大学/滋賀)最優秀作品賞受賞 1996 [A Diary About Yesterday]個展(ブレーンセンターギャラリー/大阪) 1998 「多摩美術大学大学院デザイン有志展」グループ展(O美術館/東京) 「インターカレッジ・メディア・アート・ワークス」グループ展(T-BRAIN CLUB/東京) *出品学生による作品プレゼンテーションに選出 1999 [Co-BIRTH/collection#1]文化服装学院在校生によるファッションショーへの映像提供(北沢タウンホール/東京) |
ワンウィークセレクション展 最終日 3人による コラボレーション 展 8月29日(火)のみ |
スライドを見ながら制作のことなど
日時:オープニング当日 8月29日(火)18時〜19時 |
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INAXギャラリー2 2000年 展覧会記録 |
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