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泥小屋探訪展 - 奈良・ 山の辺の道 - Visit to Mud Walls : Historical Landscape of Yamanobe-no-michi Path in Nara |
ギャラリー大阪 見学会『泥の詩人・小林澄夫さんと歩く丹波篠山の旅』 2005/10/08(土) 【ギャラリー名古屋 見学会『泥の詩人・小林澄夫さんと歩く山の辺の道』2005/04/09(土)】 |
兵庫県、丹波篠山地区に残る泥小屋を「月刊左官教室」編集長小林澄夫さんの解説を伺いながら巡った。当日はあいにく雨天であったが、24名の方に参加していただいた。 篠山市左官技術研究会会長の三宅寛氏、南左官工業所の南俊行氏にご同行頂き解説を伺いながら約15件を見学することができた。 (左から三宅氏、小林氏、南氏) |
珍しい瓦葺の灰小屋 50〜60年前のものか |
木やゴミを焼いて肥料とするための草木灰を作る小屋として使われる泥小屋を、丹波篠山では「灰小屋」と呼ぶ。このような小屋は同地方に200以上現存するとも言われる。 |
(左:使われなくなった灰小屋 石積みを泥で包んだような造りが見て取れる) (右:現在物置として使われているかつての灰小屋) |
(左:灰作りが行われている灰小屋 煙突はなく屋根と壁面の間から煙が立ち昇る) (右:煙る灰小屋の内壁に見入る小林氏) |
灰小屋以外の泥小屋も個人邸にいくつか残っていた。 |
(左:泥壁の物置小屋 右:同家の蔵) 道中何度か、泥小屋を熱心に見つめ写真を撮る集団をいぶかしみ地元の人々が近寄ってきて「こんなありふれたものが楽しいですか」などと不思議そうにされていた。 しかし小林氏がおっしゃるには、「数十年もすれば今ある泥小屋のほとんどはなくなっているだろう」とのこと。 |
(左:れんがのように泥を積み上げて作られた泥小屋の壁面には丁寧な仕事ぶりが伺える。右:最後に訪れた泥小屋) 日が暮れかけ冷え込み、天候も思わしくない中であったが、参加者のみなさんは丁寧に保存された瓦葺の泥小屋を名残惜しそうに見学されていました。貴重なお話をお聞かせくださった三宅さん、小林さん、南さん、ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。山の辺の道に続き改めて泥小屋の魅力を感じた見学会でした。 |
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