INAX GALLERY 2

ライカ同盟

旧京橋區ライカ町 展

会期 : 1999年1月8日(火)〜1月27日(水)
休館日 : 日曜・祝日




「ライカ同盟」とは、写真家・高梨豊、彫刻家・秋山祐徳太子、美術家・赤瀬川原平という60年代にそれぞれが過激で特異な芸術活動で一世を風靡し、今や各界の大御所である三人によって結ばれた、マニュアルカメラのライカを愛好して、町を被写体に撮影活動をして歩く三人だけの同盟です。


「ライカ同盟」はこれまでに、愛用するライカを片手に東海道五十三次や愛知県、三重県をテーマに撮ってきました。
そのフィールドワーク的な撮影手法と遠足のような楽しい雰囲気が作品から伝わってきて、三人三様のひねり方も面白く、三様のユーモアと大人の余裕がみられます。


そしていよいよ今回、INAXギャラリーのある現中央区、かつての京橋區(現在の東京駅周辺から銀座、中央区佃島あたりまでをテーマに、夏の名残の頃から晩秋にかけて撮影が行われました。


会場写真
「売り地の午後」撮影 : 赤瀬川原平
会場写真
「路出的である」撮影 : 赤瀬川原平
会場写真

京橋界隈は、秋山祐徳太子さんの生まれ育った所。高梨さんは写真家の大御所。ほかの二人は「家元」と呼び教えを乞うていたようです。最近では赤瀬川原平さんの著作「老人力」が話題になり始めましたが、三人はいずれも六十代はじめ。

この展覧会のサブタイトルを「ライカ同盟展 京橋徘徊」にしようかなどと私たちは冗談を言い、三人もまたライカを「老人力のカメラ」とも言い合いながらの撮影は、写ったり写らなかったりもしたそうです。

思うようにならないところがいとおしいライカに、心砕いた日々を送ってきました。

INAXギャラリーは「ライカ同盟」の三様の個性が際立つ作品で1999年の初頭を飾ります。



注/画像はINAXアート&ニュースからの転載(1999年の作品)です
会場での作品(写真)は全てカラー写真で展示されました

「影男現る」撮影 : 赤瀬川原平
会場写真
「青の旅立ち」撮影 : 秋山祐徳太子



ライカ同盟 作家略歴 INAX アート・ニュース
展覧会パンフレットに記載されているリリースです
INAXギャラリー2
1999年の展覧会記録



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